このたび、4月14日から連続して発生した「熊本地震」の犠牲者の方々に哀悼の意を表するとともに、被災された方々やそのご家族、今もなお不自由な生活を余儀なくされておられるすべての方々に対し、心からお見舞い申し上げます。
医療法人社団めぐみ会では、甚大な被害を受けた熊本県に対し、日本医師会からの要請を受け、東京都医師会JAMTの第一、第二チームとして災害支援活動を行ったご報告をさせていただきます。
支援地域は、熊本県阿蘇地域。支援チーム構成と活動期間は、第一チーム(医師1名、看護師3名、薬剤師1名、放射線技師1名、理学療法士1名、事務員1名)が5月1日~5月4日、第二チーム(医師1名、看護師2名、薬剤師1名、放射線技師1名、理学療法士1名、事務員2名)が5月4日~7日の期間。また、5月8日~19日まで事務2名が交互に震災医療支援事務局スタッフとして引き続き支援を行いました。
主な活動内容は、阿蘇地域で今後支援に入る各都道府県医師会派遣のJMATのコーディネート業務と看護師や有資格者は、阿蘇地域の病院支援、被災者健康調査、医療ニーズの把握等です。 5月1日の時点では、阿蘇市、南阿蘇村及び西原村は自宅が崩壊し、避難所または自家用車で夜を過ごす人々が2,000人程いる状況でした。
現地では、阿蘇地域の震災関連の医療支援統括を行うADRO(阿蘇地域災害復興保健医療復興連絡会議)が設置されており、東京JMATもその一員として活動をして参りました。
東日本大震災の時と、災害状況・医療支援体制の供給状況も大きく異なり、医療支援だけではなく幅広い活動となりました。
この度の災害医療チーム派遣に於きまして、出向した医師の診療予約の変更などにご理解とご協力をいただきました皆さまに、心より感謝申し上げます。
医療法人社団めぐみ会が、平成28年4月30日(土)から6月20日(月)まで行っておりました熊本地震被災者救援のための災害募金に多くの皆様からご協力を頂き、誠にありがとうございました。
集まりました皆様からの寄付金194,783円は、6月27日に義援金として日本赤十字社へ寄託いたしましたのでご報告申し上げます。皆様の温かいご支援・ご協力に、心より御礼申し上げます。
そして、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。