“身近さ”と“専門性の高さ”を
兼ね備えた医療機関
それが“大型クリニック”
医療法人社団めぐみ会
理事長 田村 豊
病気のときも、健康なときも、いつも頼れる存在であること。ひとりでも多くの患者さまが、良質で専門性の高い医療に簡単にアクセスできる体制をつくること。私たちめぐみ会は、「信頼できる医療をもっと身近に」の理念のもとで医療を提供しています。
その原点は、どんな病気でも診察し、頼まれればいつでも往診し、看取りもする。そんな「町医者」でありたいという私の医師としての想いがあります。大きな病院に行かなくとも、クリニックに専門の医師がいて「そこで診てもらえば大丈夫」と信頼してもらえる外来レベルの維持。日曜・祝日も開院し、途切れのない診療体制で、患者さまのニーズに応えること。それを実現するための手法が、外来に複数の診療科があり複数の専門医が揃う診療体制と、チーム医療による大型クリニックでした。
めぐみ会には多くの専門医がおり、例えば内科であれば、糖尿病・呼吸器疾患・消化器疾患・心臓疾患・血液疾患など様々な分野にわたる専門医が揃っています。複数の医師が専門横断的に連携協力し診療をおこなうため、入院による検査や手術を必要としない病気については、他の病院を紹介することなく、ほぼ自己完結的にまかなえる医療サービス体制を整えております。つまり、「かかりつけ医」としての役割と、「総合病院の専門外来」という性質を合わせもっているといえます。
医師がチームで診療をおこなえば、対応できる専門分野が広がるとともに、日中の訪問診療時間を確保できることに加え、日曜・祝日も診療がおこなえるようになります。
チームで診療をおこなうことにより、医療のサービス水準を高め総合的に迅速で良質な医療を提供できるのが、大型クリニックの良さです。また、医療機器や専門スタッフも揃っているため、迅速に検査・診断・治療を完結することができます。
患者さまの要求する質の高さ、これからさらに必要性が増す在宅医療などを考えると、個人診療ではなくチーム診療が求められる時代になるだろうと思います。
もうひとつ大切にしていることは、大型クリニックを支える医師やスタッフなど多様な人材が各々の能力を遺憾なく発揮し、 やりがいを感じられ、いきいきと働ける職場環境を整えることです。その為、めぐみ会では医師をはじめとした医療スタッフが医療に専念できるよう、本部機能を強化しサポートや組織化をおこなっています。
また、医療人として将来活躍できる人材を育てるために人材教育に力を入れています。
超高齢化社会を迎え、医療に求められる役割は高度化しています。病気の治療はもちろんですが、予防医療、災害医療から介護サービスの使い方まで相談できる「健康のケア」という需要が高まっています。
世の中の変化に対応できる、機動力のある医療機関であり続けるよう、めぐみ会は地域医療の未来を創るために挑戦を続けます。