pediatrics小児科
子どもの予防接種
子どもの予防接種
予防接種の予約について
- 予防接種は、完全予約制です。あらかじめご予約ください。
- ご予約は、「お電話」または、「インターネット予約」にて承ります。
- 予防接種は通常の診療時間内でも接種可能です。(待合室は一般の患者様と同じとなります。)
- 生後初めてのワクチン接種の方(生後2か月から)は、お電話にてご予約ください。
- インターネット予約は、IDが必要になります。初めての方は、お電話にてご予約ください。
- ワクチンの種類や供給状況により、1週間以上時間がかかる場合がございます。必ずお電話にてお問合せください。
当日のお持物
- 母子手帳
- 予診票(定期接種/任意接種)
- マイナンバーカードまたは保険証
- 医療証
※定期接種の方は、予診票をお忘れの場合は、接種できませんのでご注意ください。
(任意接種の予診票は院内にございます)
※事前にご自宅で予診票を記入していただけると、待ち時間少なくご案内できます。
予防接種について
予防接種の目的は、ワクチンで予防できる病気(Vaccine Preventable Diseases : VPD)の 発症や重症化、感染拡大を予防することです。VPDsから子どもたちを守るため接種可能なすべてのワクチンを適切な時期に、適切な間隔で、 必要な回数接種するよう計画を立てましょう。
予防接種のスケジュールについて
標準的な予防接種の種類や接種時期については、日本小児科学会がウエブサイトに公表しています。
各ワクチンの詳細については、[当院で接種できるワクチン]を参照してください。
予防接種の種類
定期接種と任意接種(予防接種法による分類)
子どもの定期接種は予防接種法により規定された予防接種で、努力義務があり、国は接種を積極的に推奨しています。接種費用は市町村が負担してくれます。一方、任意接種は定期接種法では規定されておらず、費用は自己負担になります(自治体によっては一部費用補助があります)。任意接種によって予防可能な疾患も、ワクチンによって予防すべき疾患です。
不活化ワクチンと生ワクチン(製造法のよる分類)
不活化ワクチン:病原体を不活化して(殺して)すべてあるいはその一部を使用
- B型肝炎
- 五種混合(DPT-IPV-Hib)
- 肺炎球菌
- ヒトパピローマウイルス
など
生ワクチン:弱毒化した病原体を使用
- ロタウイルス
- BCG(結核)
- 麻しん・風しん
- 水痘
- おたふくかぜ
など
mRNAワクチン:病原体蛋白の設計図mRNAを投与
- 新型コロナワクチン
ワクチンの接種方法
ワクチンごとに接種経路が決められています。生ワクチンは、日本でも海外でも皮下注射が行われていますが、不活化ワクチンは、日本では皮下注射、外国では筋肉内注射でした。 2024年4月から導入された五種混合ワクチンや小児用肺炎球菌ワクチンは、皮下または筋肉内注射のいずれかで接種が可能となりました。効果に大きな差はありませんが、筋肉内注射の方が局所反応は少ないと言われています。接種部位は、上腕外側または大腿前外側で、当院では、2歳までは大腿部に接種しています。

予防接種の副反応について
ワクチンの副反応とは、ワクチン接種後に発生したすべての望ましくない反応(有害事象)のうち、科学的にワクチンに関連して起きるものを言います。
よくある副反応
不活化ワクチン:接種部位の発赤、腫脹、発熱、不機嫌
生ワクチン:接種後2〜3週間後に発熱や発疹などの軽い症状
重篤な副反応
アナフィラキシー、脳炎・脳症、血小板減少性紫斑病など
重篤な副反応はまれで、ワクチン被害とされるものの多くは紛れ込みです。日本で小児に接種可能なワクチンは、その効果と安全性が十分に確認されているものなので安心してお子さんに接種してあげてください。
異なるワクチンの接種間隔について
2020年10月から、注射生ワクチンどうしを接種する場合は、27日以上あける制限は維持しつつ、そのほかのワクチンの組み合わせについては前のワクチン接種からの間隔にかかわらず、次のワクチンの接種を受けることができるようになりました。ただし、同じ種類のワクチンを複数回受ける場合は、ワクチンごとに決められた間隔を守る必要があります。
同時接種について
同時接種とは、混合されていない2種類以上のワクチンを1回の通院で接種することです。 ワクチンの効果や安全性は単独で接種したときと変わらないため、接種可能なワクチンの数が増えた現状で、適正な接種時期に接種を完了させる効果的な方法です。当院では、同時接種を積極的に勧めていますが、強制ではありません。同時接種に不安のある方は、接種前に医師に相談してください。
同時接種のメリット
- 短期間で免疫が得られる
- スケジュールが立てやすくなり、接種漏れが少なくなる
- 来院回数を減らすことができる
予防接種相談外来
ワクチン接種についてのご相談を受け付けています。
相談料 | 1回 2,200円(税込) |
※税込価格は消費税10%価格
☆相談とワクチン接種を同時に行なった場合は、相談料はいただきません。