2007年10月25日
国立がんセンターは、『がんを防ぐための12カ条』を示してきました。最近では、「科学的根拠に基づくがん予防」として、より具体的な予防法を掲げています。
詳しい解説は、同センターのホームページなどをご参照ください。
さて、ここでこれらの項目をご覧になってお気づきの方がいらっしゃるかと思われますが、これら予防法の多くは、まさに、高血圧・高脂血症・糖尿病・高尿酸血症といった生活習慣病の予防または進展の防止法にもなっています。生活習慣病は心臓病・脳卒中の重大な危険因子であり、がん・虚血性心疾患・脳卒中が日本人の3大死亡原因であることから、前述の予防法は、実は大変重要な意味をもつことが分かります。明るく健康的な人生を送るためにも、生活習慣の総点検をしてみてはいかがでしょうか。
2007.10.25 日本呼吸器学会認定呼吸器専門医 車川 寿一
担当クリニック:南大沢メディカルプラザ